今この記事を見ている方は大体が初心者の方だと思いますが、心配いりません。競艇場にいるベテランのおじいちゃん達も初めは初心者だったからです。
私がボートレースを始めたのは約10年前。
先輩に誘われて始めたのがきっかけで、パチスロ→競艇を繰り返すような生活をしていました。
「競艇を教えてもらえて本当に良かった!」と思えたこともあれば「競艇なんか教えやがって」と思ったことは数えきれませんw
でも、自分の予想が的中するようになってからはボートレースが楽しくなりました。
やっぱり当たらなきゃ面白くないんですよ。
これから紹介することを知っておけば、きっとあなたも立ち回ることができるはず。
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ボートレースの初歩的なルール
難しいルールは一旦置いといて、今回は舟券を買って、レースを楽しむまでに最低限必要なルールを説明します。
ボートレースは6艇で競い合う公営競技
ボートレースとは、6艇のボートで1周600mのコースを3周し、入着順を競い合う競技です。
レース中も判別しやすいように、ボートやユニフォームが6種類の色に分けられています。
公営競技定番の色ですね。
スタートはフライングスタート方式を採用
ボートレースではお決まりのスタート方法。
フライングスタート方式とは、大時計の針が0~1秒を指す間にスタートラインを通過しなければなりません。
簡単に説明すると、大時計が0秒を示す前に通過してしまうと「フライング」。
反対に1秒以上遅れて通過すると「出遅れ」となってしまいます。
フライング・出遅れのペナルティ
フライング・出遅れを起こしてしまった選手はペナルティを受けることになります。
フライング・出遅れの罰則に大きな違いはありません。
このペナルティは、斡旋(出場)停止や、フライング休みと呼ばれています。
フライングのペナルティは以下の通り。
回数 | ペナルティ |
1回 | 30日間の斡旋停止 |
2回 | 60日間の斡旋停止 |
3回 | 90日間の斡旋停止 |
4回 | 180日間の斡旋停止 |
フライング休みは回数を重ねるごとにプラスされます。
1本目30日間、同節間に2本目のフライングを切ってしまうと、1本目の30日間と2本目の60日間がプラスされ90日間斡旋(出場)停止になるということです。
さらに、スタートタイミングが0.05秒以上のフライングの場合、非常識なフライングとみなされプラス5日間の出場辞退日数が加算されます。
このような重いペナルティがあるため、FやLが付いている選手は他の選手よりスタートが慎重になる傾向があるのでこの情報も予想に関わってきます。
出走表ではフライングを「F」出遅れを「L」と表記され、「F」・「L」の後ろの数字はフライングの回数なので見逃さないように。
他にも細かいルールはありますが、こちらのルールが分かっていればボートレースを始めることは誰でもできます。
ボートレースにはテレボートの登録が必須
ボートレースを始めるには舟券を買えなければ話になりません。
舟券の買い方は大きく分けて3つですが、コロナ感染の影響や現地に行かなくても手軽に買えることからテレボート(インターネット投票)が主流に。
- テレボート(インターネット投票)
- 開催されている場での購入
- 外向発売場(場外発売所)
テレボートとは、ボートレース公式が運営する投票サイト。
ボートレースが開催されている時間であれば、いつ、どの競艇場でもネット投票ができます。
舟券購入のたびに現地に行くことはないと思うので、テレボートの登録は必須となるでしょう。
テレボート用の指定銀行口座を準備
舟券を買うには指定口座からテレボートに入金して舟券を買います。
そのため、テレボートを登録するには下記の指定口座が必要になるのでご確認ください。
- PayPay銀行
- 楽天銀行
- 三井住友銀行
- 住信SBIネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 福岡銀行
- 広島銀行
- スルガ銀行
- auじぶん銀行
- ゆうちょ銀行
上記の指定口座をお持ちの方はそのまま登録に進んで問題ありません。
指定口座を作れない方は本場か場外での購入方法のみになります…
テレボートの登録手順
指定口座の準備ができたら、次はテレボートに登録。
- 会員登録ページにアクセス
- 該当する指定銀行口座を選択
- 利用規約の確認・同意
- 個人情報・口座情報の入力
テレボート会員登録ページはこちら。
テレボート会員登録ページへアクセス
ネット投票会員登録をタップすると以下の画面が表示されます。
該当の指定口座で申込み
該当する銀行の申込みをタップすると次の画面へ進みます。
個人情報・口座情報の入力
個人情報・口座情報を入力。
次のページでメールアドレス・ログインパスワードの設定。問題なく設定ができれば、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
届いたメールのURLにアクセスすると、先ほど登録した「氏名・生年月日」の入力をすると、ログインに必要な情報が表示されます。
その情報があなたがテレボートにログインする際に必要なパスワードになるので、必ず控えておいてください。
競輪、競馬、オートレースの公営ギャンブルは複数の投票サイトが存在していますが、ボートレースでネット投票するにはテレボート以外の方法はありません。
私も長年使っていますが、使いやすく便利です。
テレボートの登録ができれば、早速舟券を買うことができます。
舟券の種類は7種類
下記画像を見れば分かる通り、舟券の種類で的中率や配当金が変わってきます。
単勝(単勝式)
1着に入賞する艇を当てる買い方。
予想した艇が1着に入賞したすれば的中。的中率は1/6と当たりやすいため、配当が安くなります。
複勝(複勝式)
2着までに入賞する艇を当てる買い方。
予想した艇が1着、もしくは2着までに入賞すれば的中。的中率は1/3と単勝よりも当たりやすくなっている分、さらに配当は少なくなります。
2連単(2連勝単式)
1着・2着の組み合わせを着順どおりに当てる買い方。
的中率は1/30とボートレースの中で2番目に難易度の高い買い方が2連単です。レースの結果によっては稀に高配当が出ることも。
2連複(2連勝複式)
1着・2着の艇を着順関係なく当てる買い方。
上記画像の場合「4-3」の順でも「3-4」の順に入賞しても的中となります。的中率は1/15。
3連単(3連勝単式)
1着・2着・3着の組み合わせを着順どおりに当てる買い方。
ボートレースで一番難易度の高い買い方で、そのためどの賭式よりも配当が高くなります。的中率は1/120。
3連複(3連勝複式)
1着・2着・3着の艇を着順関係なく当てる買い方。
上記画像の場合、「4-3-1」の艇が3着以内であればどの順位でも的中になります。的中率は1/20。
拡連複(拡大2連勝複式)
1着~3着までの2艇を着順関係なく当てる買い方。
選んだ2艇であれば「1-2着、1-3着、2-3着」どの着順でも的中になります。的中率は3/15。
競輪や競馬でいうワイドと同じ賭式。
滅多にないですが、3着が2艇以上同着の場合、3着どうしの組み合わせは除かれます。
出走表から選手の情報とレースのヒントを
ボートレースには出走表(番組表)というものが必ずあります。
この出走表にはレースには欠かせない大事な情報が沢山載っていますので、出走表の見方は絶対覚えてください!
選手階級
現在ボートレースの選手として登録されている人数は約1600人。
その中で勝率や出走回数によって「A1」>「A2」>「B1」>「B2」と4つの階級に分かれています。
この階級は選手の強さを表すもので、ボートレースは階級が高い選手ほどレースで入賞する確率が高くなります。
ちなみに、A1選手は約1600人のボートレーサーがいる中で上位20%の選手。A1選手の勝率ボーダーラインは6.20前後になることが多く見られます。
勝率(全国・当地)
ボートレースにおける勝率とは、着順点を出走回数で割った数値が勝率となります。
よって、勝率の高い選手は上位に入賞している回数が多く、強い選手と言って間違いありません。
着順点とは、レースの着順によって選手に与えられる得点のこと。
着順点の振り分けはこちら。
一般戦・G3 | ||
着順 | 予選・準優 | 優勝戦 |
1着 | 10点 | 11点 |
2着 | 8点 | 9点 |
3着 | 6点 | 7点 |
4着 | 4点 | 6点 |
5着 | 2点 | 4点 |
6着 | 1点 | 3点 |
- SG競走は各2点増し
- G1、G2競走は各1点増し
- 各優勝戦に関しては1~3着が1点増し、4~6着が2点増し
勝率には全国勝率と当地勝率の2種類に分けられます。
全国勝率とは、全国の競艇場で行われたすべてのレースでの勝率のことを指し、当地勝率は今行われている競艇場での勝率のことを指しています。
3号艇の河村選手は全国よりも当地勝率が高いので、現在行われている競艇場が得意だということが分かりますね。
2連対率・3連対率
連対率とは、選手・モーター・ボートそれぞれに連対率が存在します。
2連対率とはレースで2着以内に入賞する確率のことで、3連対率は3着以内に入賞する確率のことをいいます。
2連対率と3連対率の数値で、選手の強さや、モーターの調子が分かるのでレースの予想に役立ちます。
ボートレースはインコースが圧倒的に有利
ボートレースで欠かせない情報のひとつ。それは、インコース(1コース)が圧倒的に有利なこと。
上記で舟券のお話をしましたが、私は3連単以外の舟券をおすすめしません。理由は3連単よりも他の舟券の配当が激安だから。
ただ、3連単は1/120で当たりにくいと思われがちです。
しかし、インコースが有利なことを知っているだけで買い目をかなり絞って予想することができます!
インコースが有利な理由
そもそもなぜインコースが有利なのか。上記画像を見てもらうと想像しやすいかも。
インコースが有利な理由は3つ。
1つ目は、ボートレースは一斉にスタートし、ターンマークを必ず左周りでターンします。その際1コースはターンマークまでの距離が1番近いのがインコース。
2つ目は、ターンの時に1コースの内側には邪魔になる艇がいないんです。
それに比べ、2~6コースの艇はターンマークからの距離も遠く、自身の内側の艇が壁になるためターンの邪魔なります。
そういった理由で外側のコースになればなるほど不利。
この理論から、ボートレースはインコースが圧倒的に有利。
これは予想する上で超重要なことなので絶対に覚えておきましょう!
引き波
インコースが有利と言われる3つ目の理由が、インコースには引き波がないということです。
例えば、自転車に乗ったとして、まっ平な道とデコボコの道を走ったとします。当然、まっ平の道の方が走りやすく、速く走れますよね。
ボートレースも同じ原理で、2~6コースの艇はターンの際に必ず内側の艇の引き波(デコボコの道)を通ることになるためインコースが有利になります。
インコースが強い競艇場TOP5
ボートレースでは、インが圧倒的に有利ということは分かっていただけたと思います。
実は、各競艇場にも特徴があり、インコースが強い競艇場があります。
この2つのポイントが分かっていれば、舟券予想は簡単にできるはず。
インコースが強い激熱な競艇場をTOP5でご紹介します。
第1位ボートレース芦屋
※下記はボートレース芦屋の1コース成績
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.39 | 63.9% | 78.9% | 86.4% |
ボートレース芦屋の1コース1着率が高くなっている理由には番組表(出走表)とコースに関係が。
ボートレース芦屋では、A級選手を1コースに配置する番組表が多く、1R~5R、8Rは必ずA級選手を1コースに配置した番組構成になっています。
さらに予選期間では10R~12RもA級選手を1コースに配置するので、実質A級選手が1コースに配置されていないレースは「6R・7R・9R」の3レースのみ。
また、コースは穏やかな静水面。なおかつプール型で全体的に幅が広く選手も自分の実力を出しやすい競艇場になっています。
こんな結果になる日もあるくらいw
第2位ボートレース大村
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.34 | 62.6% | 78.6% | 86.6% |
ボートレース大村でインが強い要因は主にこちら。
ピットから待機位置までの距離がとても短いことで「前づけ」が行いにくい競艇場のためインコースを取られにくい。
また、ボートレース芦屋同様、A級選手を1コースに配置したりと、1号艇が有利な番組構成が多いことも。
そして、第1ターンマークの幅が48mと広く、インの選手は全速でターンしやすいコースレイアウトとなっています。
大村はコンクリートで固めたプールのような形状のため、海水でも干満の影響が少なく乗りやすい水面ということもインが強い要因に。
第3位ボートレース尼崎
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.28 | 62.2% | 77.5% | 85.5% |
ボートレース尼崎の最大の特徴といえば、コースレイアウト。
第2マークから第1マークまでがスタンドに対して唯一平行に並んでいる競艇場です。
このコースレイアウトのおかげで、インコースの選手は最短距離で1マークまで走ることができるためイン逃げが決まりやすくなっています。
他場と比べ、インコースが勝ちやすい番組構成ではないので注意。
第4位ボートレース徳山
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.29 | 61.6% | 78.1% | 85.7% |
ボートレース徳山の特徴は、芦屋・大村同様、番組構成にあります。
1R~4RまではインコースにA級選手、そのほかにB級選手を配置した構成に。1R~4Rに限定すれば1コースの1着率はなんと80%超え。
とにかく的中率や回収率を上げたい方にはかなり狙い目な場になります。
水面自体も比較的穏やかで、インコースの選手も全速ターンを仕掛けやすくなっています。
第5位ボートレース下関
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.16 | 60.8% | 76.0% | 83.6% |
ボートレース下関のコースはピットから第2ターンマークまでの距離が長いことが大きな特徴です。
これによりスロー勢が十分助走距離をとれることから、ダッシュ勢に追いつかれることなく最初のターンへと到達しやすくなります。
水面は海水で、大村同様プールのような形状のコース。そのため潮の満ち引きや波の影響を受けず走りやすい水面です。
操艇技術の高い選手がインコースに配置された番組表では、実力を発揮しイン逃げしやすい場として5位にランクインしています。
スタート展示は本番レースのリハーサル
スタート展示(スタ展)とは、出場選手たちが全員揃った状態で行う本番レース前のリハーサルのことです。
このスタート展示を見ずにレースをすると以下のような事がおきます。
- 枠なりで予想をしたが、本番の進入隊形がバラバラ
- 進入隊形が変わるとレース展開がガラリと変わる
- お金が無駄になる
スタート展示を見ずに的中させることは難しいので、可能な限り見るようにしてください。
コース取り
ボートレースでは、1コースから1号艇、2コース2号艇、3コース3号艇…と6コースまで枠番通りに進入することを枠なり進入といいます。
しかし、進入固定のレースでない限り、上記画像のように進入隊形が変わることがあります。
ボートレースでは、枠なり進入でないことがたまにあります。
進入隊形が変わるとレース展開が全く変わるので、本番レース前に進入コースの把握が必要です。
本番レースで大幅に進入コースが変わることはほぼないが、たまにスタ展と変わることも。
進入が荒れそうで心配なときは、そのレースはやらない方が賢明です。
スタートタイミング(ST)
スタートタイミングとは、本番前のリハーサルでどのくらいのタイミングでスタートできたかを表すものです。
スタートタイミングのベストタイミングは0.00。選手はその数値に限りなく近くなるよう狙ってスタートしています。
リハーサル後、選手たちは自分のスタートタイミングを見て本番でどう調整するのかを考えます。
上記の画像は本番レースのスタート。選手はこのように調整してきます。
ちなみに、トップレーサーの平均スタートタイミングは0.17以内ならかなり優秀で、トップレーサーには0.15を切る選手もいます。
この数値を基準にして、平均スタートタイミングを見るといいでしょう。
周回展示
周回展示とは、競馬でいうパドックのようなもの。本番レースに出走する選手が一定の間隔をあけてターンの練習をすることをいいます。
周回展示で注目する部分は2つ。モーターの「回り足」と「展示タイム」。
回り足とは、ターンを左右するもの。
回り足が良ければ小回りの効いたターンで主導権を取りやすくなります。反対に、回り足が悪ければ、ターンが膨らんで抜かれてしまったり、置き去りにされたりすることも。
2つ目の展示タイムは、周回2周目のバックストレッチのスタートライン延長線から第2ターンマークまでの150mのタイムを計測します。
展示タイムが良いほど、直線でのスピードの伸びが良いということ。
実際のレースで競っていた2艇が最後の直線で伸びが良い艇に負けてしまう場面もよく見かけます。
競艇初心者まとめ
競艇は他の公営ギャンブルに比べ、組み合わせが少ない1番勝ちやすいギャンブル。
1着が絞りやすく、当たりやすいのが競艇の魅力のひとつだと思っています。
当たらなければお金は減りますし、全然楽しくありませんからね。
この記事を読んでいる方は、これから競艇を始める方、もしくは始めたばかりの方が多いと思います。
今回紹介したことを頭に叩き込んでレースを欠かさずチェックしていれば、的中しやすいレースが必ず見えてくるはず。そこを狙って勝負です。
自信がないレースはやらなきゃいいだけですから。
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