パチンコ業界は終わり?閉店ラッシュの理由&勝てない人が競艇に?

パチンコ業界がオワコン。勝てない理由と競艇に移行する理由

今となっては時効ですが、私がパチンコ屋に入ったのは20年前の中学2年の時w仲の良い先輩に連れて行ってもらったのが初めてでした。

昔はそこまでお店も厳しくなかったため、特に注意されることもありませんでした。

そして、お年玉などを含めた全財産12,000円のお小遣いを秒で溶かし、絶望したのを覚えていますw

そんな嫌な思いをしたにもかかわらず、私はハマった側の人間でした。ハマらなかった人も含めても、1度はパチンコ・スロットをプレイした人は多いはず。

当時は出玉性能も良く、イベントなどもあったので競争率は凄まじく、どのパチンコ店も盛り上がりを魅せていました。

しかし、パチンコ・スロット人口は減少、パチンコ店は閉店ラッシュ

今回はパチンコが勝てない理由やパチンコ人口・店舗の減少、競艇に移行する理由を語っていこうと思います。

実際、身近にパチプロ(専業)やサクラをやっていた先輩がいたのでその裏話も紹介しますね。
目次

パチンコ・スロットが勝てない3つの理由

パチンコ・スロットが勝てない理由にはからくりがあります。

勝てないというのは、個人の1日ごとの勝敗ではなく、店VS客になった時に最終的に絶対お店が勝つようになっているということなのです。

今回は機械割の話や立ち回りの話ではなく、お店が勝つ「からくり」についてお話ししていきます。

パチンコ店には利益がある

当たり前の話ですが、店舗を構え、従業員を雇ってパチンコ店を営業しているため経費がかかります。そのため利益が無ければパチンコ店を営業することはできません。

その利益は出玉で管理され、プレイヤー側の財布からでています。

主になにで利益を管理しているのかというと…

  • パチンコ:釘の調整
  • スロット:設定(機械割)

時には、誤爆で大量出玉が出てしまうこともあるが、パチンコ店側が「儲かるように設定されている」と考えて間違いありません。

遠隔操作やサクラ(打ち子)がいることも

パチンコ遠隔操作で逮捕・摘発

パチンコ店は利益を考えて回収ばかりしていては、営業は成り立ちません。なぜなら、出玉感がある印象や出さなければお客さんは飛んでしまいます。

しかし、全ての店舗とは言えませんが、遠隔操作サクラがいることも事実。

このご時世に遠隔操作は、ほぼないはずですが過去にあった事は事実です。

パチンコ・スロット遠隔操作とは

お店側がお客さんを見て出玉を操作する行為のこと。

  • ホルコンを使って出玉を制御する
  • 台の基盤を変えて出玉を制御する
  • 負けすぎている人が他店に店替えしないように大当りを操作
サクラ(打ち子)とは

あらかじめホールから出る台の情報をもらい打つ人物のこと。(打ち子)

例えば「明日◯◯番台が設定6」という情報を事前に仕入れ、出玉で得た利益を情報元やサクラ(打ち子)で分配する。

※もちろん悪いこと。

このサクラがいることにより純粋なお客さんが良い台に座ることはできず、悪い台をつかまされることになります。

ただでさえ勝てる確率が低いのに、サクラなんて使われたらもう詰みw

パチプロ(専業)には勝てない

パチンコ・スロットには必ず期待値というものが存在します。

「今日は2万円勝った」「今日は1万円負けた」という結果は実収支ですが、期待値は戻ってくる「見込み」のこと。

パチプロ(専業)の方は1日中、期待値がある台を探しまわり、ハイエナして利益をだしています。そして、パチプロの方は期待値がない台を絶対に触りません。

一般の方が考えていることは基本的にこんな感じ。

今日は休日だし、1日中パチンコできる日は中々ないから思う存分楽しもう。
自分が好きな台を打たなきゃ面白くない。
期待値のある台が見つかるまで暇、パチンコ屋に行ったら打たなきゃいられない。

厳しい言い方ですが、こんな考えでは負け組になることは確定

各機種の解析や知識を頭に叩き込み、一日中期待値を探しているパチプロにはどうやっても勝てないんです。

パチンコ店や人口が減少した理由

パチンコ人口が減少した理由

1980年代から1995年まで、ホール数が増加の一途を辿っていた時期は、2,800万人から2,900万人の間で推移していたパチンコ人口。2022年には約837万人まで減少しています。

ひと昔前に盛り上がりをみせていたパチンコ店は今ではガラガラ。お客さんがいないので稼働も少なくなり、30兆円産業といわれていたパチンコ業界も人口の減少により数々の店舗が閉店に追いやられることに。

なぜ、パチンコ・パチスロの遊戯人口は減少したのか。その影をお話していきたいと思います。

コロナや禁煙の影響

パチンコ店舗数推移グラフ

パチンコ店に限ったことではないが、新型コロナウイルスの感染拡大で各自治体から休業を要請され、閉店を余儀なくされたパチンコ店は多数。

ピーク時だった、1995年の18,244店舗から25年連続での減少。コロナウイルスの感染拡大が始まりかけた2019年末時点で9,639店舗あった店舗も2022年6月時点では7,139店舗と2,500店舗が閉店しています。

さらに、コロナで客足が減少する中、2020年4月からパチンコ店禁煙が施行されるダブルパンチを食らいました。

非喫煙者の方への副流煙は申し訳ないとは思いますが、パチンコしてるときにタバコを吸えないのは結構キツイんですよね…w

ギャンブル依存症対策の出玉性能を規制

私がパチスロを打っていた時期がちょうど4号機全盛期。代表作は…

パチスロ4号機代表作
  • 初代・北斗の拳(サミー)
  • 初代・吉宗(大都)
  • 大花火(アルゼ)
  • キングパルサー(山佐)
  • 南国育ち(オリンピア)
  • 獣王(サミー)

などなど。ギャンブル性の高い機種ばかりでした。

しかし、パチンコ業界はさまざまな規制が加えられ、大当たりの回数や出玉数、時間の制限などが規制されてきました。

どのような違いがあるか、パチスロ業界でも有名な「ミリオンゴッド」で簡単に比較します。

初代ミリオンゴッド(2002年)
  •  機械割:設定1・95.0%~設定6・159.0%
  • 千円の平均ゲーム数:約20G
  • ゴッドゲーム中の純増:約10枚
  • プレミアムゴッドゲーム全設定共通:1/8192
  • プレミアムゴッドゲームを引けば約10万円

1撃で5,000枚の最強フラグを搭載したミリオンゴッドも「射幸性を大きく煽る」として強制撤去になる結果に。

全国の設置ホールにおいて出玉記録を次々と更新。5〜6万枚クラスという報告も珍しくなかった。

ミリオンゴッド-神々の凱旋(2015年)
  • 機械割:設定1・98.4%〜設定6・119.7%
  • 千円の平均ゲーム数:約25G
  • ゴッドゲーム中の純増:約3.0枚
  • プレミアムゴッドゲーム全設定共通:1/8192
  • プレミアムゴッドゲームを引けば約3万円

全国の設置ホールにおいて3万枚の出玉報告はなし。

2002年から2015年でもこれだけの規制がされてきました。出玉は規制されるのに、負ける金額はそんなに大差ないんですよ。

それからもさらに規制は続き、2022年現在では一撃最大獲得できる枚数は2400枚になり超えると終了。出玉の上限まで規制される始末

.。派手になったのは音と演出だけ。

なのに負ける金額は大差なし。それでは客離れも当然のはなしですよね。

イベントの規制

パチンコ・スロットのイベント札パチンコ・スロットのイベント札2

出玉規制ほどではないが、パチンコファンの客離れの原因のひとつにもなっているイベントの規制

昔はパチンコ店で素晴らしいイベントが沢山あったんですが…2011年からパチンコイベントは規制されました。

大当たりが出やすい設定を連想されるような表現やイベントの開催などを、規制。

当時行っていたイベント内容は以下のとおり。

イベント内容
  • 高設定を連想させる札をさすこと。
  • レディースシート
  • クレオフしたら高設定
  • モーニング(朝一当たり・高確の仕込み)
  • 会員メールで高設定の告知
  • 〇日が熱い!などの告知(チラシ・ポスター)

このような素晴らしいイベントは全て無くなり、パチンコ・パチスロライターの方も地域によっては店名の告知が規制されています。

以下は人気女性パチスロライター「五十嵐マリア」さんのツイート。

集客ありきのパチンコ店に射幸心を煽りすぎるなという理由だけでここまで締め付けるなんてアホすぎる。

競艇などの公営ギャンブルへ移行している理由

パチンコ人口がみるみる減る中、公営ギャンブル(競輪・競馬・競艇・オートレース)などの売り上げは増加。

パチンコ業界が規制により楽しくなくなってしまったこともあり、公営ギャンブルが盛り上がっています。

パチンコ業界がクソだから

パチンコ業界というより、規制ばかりの国が悪いんですけどね。パチンコ店だって規制がなければイベントなど開催して集客したいはずですから。

以下は、女性パチスロライターの「東條さとみ」さんのツイート。本業である東條さんがここまで言ってしまう始末w

本業でありながら本音ツイートをしてくれているのには好感が持てるので紹介させていただきました。

パチンコ・パチスロライターも参入

パチンコ・パチスロライターも参入「ういち」

最近、パチンコ・パチスロライターたちが、競艇の動画を投稿・配信しているのをよく見かけます。

代表的なのが、パチスロライターの「ういち」さん。もはやこの人に関してはパチスロより競艇をしていることの方が多いでしょうw

その他のライターさんはもちろん、グラビアアイドルや芸人さんなどが動画に出演していることも多く、仕事としてもボートレースに移行しているように思います。

インターネット投票が可能になったから

コロナウイルスの影響もあってか、公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇、オートレース)はいずれもインターネット投票の購入が増加。

場には場の良さがありますが、ネットで購入できれば各場に行く面倒がは省けます。さらに、レースもライブで観戦可能。

100円から投票できるため気軽に遊ぶことができます。

パチンコ・パチスロより勝てる確率が高い

公営ギャンブルはパチンコ・パチスロよりも勝てる確率が高いことが魅力のひとつです。

パチンコ・パチスロは、店側が釘の調整や設定を決めているため、座った時点で勝ち負けがほぼ決まります。

それに対し、公営ギャンブルは賭式や投票金額も自分で決めることができ100円の舟券が何万円にもなる配当が見込めることも魅力のひとつです。

公営ギャンブルで競艇が1番当たりやすい

各公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース)に中で一番難易度が低く、当たりやすいのが、競艇(ボートレース)です。

その理由は、他の競技に比べ、走る人数が少ないということ。さらに、競艇はインコースが強いという特徴もあります。

下記は各競技で走る数と全通り買った時の数字を表しています。

  • 競艇:6艇・120通り
  • オートレース:8車・336通り
  • 競輪:9車・540通り
  • 競馬:18頭(フルゲート)・4896通り

競艇で当たる確率は1/120ということが分かりますね。この中からレースを予想して舟券購入します。

パチンコ・パチスロはスペックにもよりますが、1/120で当たる機種なんて高設定をゲットできない限り無理。

パチンコ・パチスロより難易度も低く、100円から投票できるため、競艇に流れる人は多く初心者や女性のファンも増えています。

可愛い選手やイケメン選手の存在

競艇が人気なもうひとつの理由は、可愛い選手やイケメン選手が多いこと。

最近の競艇選手を見てみると、顔で採用してたんじゃないかと疑ってしまうくらい可愛い選手やイケメン選手が多いんです。

ファンの中には推し舟券なんて言葉もあるほど。推しを見つければまた違った競艇の楽しみ方ができると思います。

まとめ

今回お話した「パチンコ業界がオワコン。勝てない理由と競艇に移行する理由」をまとめると…

  • パチンコ・パチスロは店側が勝つ「からくり」がある
  • 遠隔操作やサクラは存在していた(している)
  • パチンコ業界は規制により人口・店舗ともに減少している
  • インターネット投票により公営ギャンブルの売上は上昇
  • パチンコに見切りをつけた人が競艇に流れている
  • 公営ギャンブルの中でも競艇は特に当たりやすい

昔のパチンコ・スロットは本当に楽しかった。なんて寂しい話はしたくないが、規制がかかりパチンコ人口が減少しているのも事実。

前のような機種に戻ればまたやりたいと思うかもしれませんが、今の感じだと復活することはなさそうw

競艇は相性も良く、回収率も良いのでしばらく楽しもうと思います!

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