競艇界の事件まとめ！八百長・不正・強姦などの重大犯罪など

どの業界にも起こりえる、事件や不祥事が。それは競艇業界も一緒です。

いつ事件に巻き込まれるか分かりませんし、知識不足で知らずに不祥事を起こしているなんてことも。

皆さんも自分も含め、他人事だと思わずに気を引きしめていきましょう。

今回はボートレース業界であった、事件や不祥事を起こしてしまったレーサーについて触れていきたいと思います。

※以下の記事を参照した情報です。

競艇界の事件簿。3億超えの八百長＆引退した選手の不祥事など

悪名高き競艇選手および事件内容

事件や不祥事を起こしてしまう人の考え方には特徴があります。

競艇の歴史の中で起きた数々の事件や不祥事も当てはまる部分が多いかもしれません。

「西川昌希」着順を操作する八百長を行い逮捕

公式画像
名前	西川昌希（にしかわまさき）
登録暗号	4559
生年月日	1990年2月26日
身長	166cm
体重	52kg
血液型	B型
支部	三重
出身地	三重県
登録期	104期

まだ記憶に新しい競艇界での大事件。それが「西川昌希」元選手の八百長贈収賄事件。

2020年1月8日、モーターボート競走法違反罪に問われ、親族の男と共に逮捕されたことが報じられました。

逮捕内容は、ボートレースびわこで行なわれた2019年7月2日の「第6回G3イースタンヤング」第7Rにて、故意に減速し順位を操作する八百長行為を行った。

さらに、同じく逮捕された親族の男から見返りとして現金300万円を受け取ったという内容。

モーターボート競走法第72条:競走に関して賄賂を遣り取りする行為及び競走における不正行為の禁止、競走で全力を尽くす義務

逮捕の発端となったのは、上記YouTubeのレース。その後の調べで11の競艇場、18レースでも故意に順位操作を行い、見返りとして3,425万円受け取ったとして再逮捕・追起訴されています。

他の疑惑のレースもYouTubeに投稿されているので気になる方はぜひ

3月19日、名古屋地方裁判所にて初公判を行い、西川さんは起訴内容を認めています。

名古屋地裁は西川さんに、懲役3年・追徴金3,725万円（求刑懲役4年・追徴金3,725万円）の、執行猶予の無い実刑判決を下しました。

八百長発覚前に突然の引退

西川さんは、2019年9月30日付けで突然引退。当時は腰痛や体調不良による、健康面での問題が引退の原因であると推察されていたが、実際には別の理由がありました。

西川さんはこの時既に八百長行為をしており、日本モーターボート競走会に八百長の事実を伝え「責任を取るため引退したい」と伝えます。

どこかで良心が痛んでいたのでしょう。根っからの悪という訳ではなさそう。

しかし、競走会はこの事実を世間に公表することを避けていました。

競走会は競艇ユーザーが減ることを恐れたり、世間の目を気にしたんでしょうけど、ファンとしては許し難い事件です。

西川昌希はヤクザになると思っていた

西川さんは幼い頃に両親が離婚し、母方の親類だった弘道会3時団体幹部の元で幼少期を過ごし、ヤクザの子して育ちました。

大きくなったら自分はヤクザになるものと思っていたが、偶然目にしたボートレーサーの試験にまぐれで合格したと話しています。

弘道会（こうどうかい）特定抗争指定暴力団・六代目山口組の二次団体

選手時代の西川さんは、トントン拍子にA1級に昇格し、ボートレース最高峰のSGにも出場するほどの選手だったのに…こんな形で引退してしまうなんて残念すぎますね。

当時の八百長行為のすべてを綴った本人の手記があるので、興味のある方はぜひご覧ください。

ヤクザの息子として育てられた少年時代…一流の競艇選手だったオレが八百長に手を染めた理由

「峰竜太」予想屋とのネット上で接触

公式画像
名前	峰竜太（みねりゅうた）
登録暗号	4320
生年月日	1985年3月30日
身長	171cm
体重	51kg
血液型	B型
支部	佐賀
出身地	佐賀県
登録期	95期

この不祥事も記憶に新しいですね。峰選手といえば、ネット上で予想屋と接触し、2022年2月26日にモーターボート競争会から4カ月の出場停止処分を受けています。

詳しい内容は、峰選手の趣味でもあるオンラインゲームApexの大会協賛金を受け取ったという事実。さらに問題なのが、的中捏造の噂が絶えない「ジェイソン先生」という予想屋。

もっとヤバいのが協賛を受けたことをツイートし、その予想屋を宣伝する始末。いくら知らなかったとはいえ、普通に考えれば選手が予想屋と接触することが良いことではないことくらい分かりそうですが。

ボートレーサーの中でも最高峰に君臨する選手なだけに、正直ガッカリです。

そのほかにも、峰選手は目に余る行動が多く、競艇ファンから突っ込まれることも。

峰竜太を嫌いな5つの理由。数々の不祥事やネットでの評判

そんな峰選手ですが、今も現役で2022年6月30日からボートレースからつで復帰し、優勝しています。

「柴田明宏」ひき逃げで逮捕

公式画像
名前	柴田明宏（しばたあきひろ）
登録暗号	3269
生年月日	1965年5月31日
身長	165cm
体重	59kg
支部	群馬
出身地	栃木県
登録期	59期

「柴田明宏」元選手は2005年4月3日午前4時35分頃、栃木県警宇都宮中央署に業務上過失傷害・道交違反（ひき逃げ）の疑いで逮捕されました。

逮捕内容は以下のとおり。※記事の年齢や階級は当時のものになります。

栃木県警宇都宮中央署は3日、宇都宮市駒生町、競艇選手柴田明宏容疑者（39）を業務上過失傷害と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで緊急逮捕した。
調べでは、柴田容疑者は乗用車を運転中の同日午前4時35分ごろ、同市池上町の県道で、路肩に停車していた乗用車に追突し、同市の男性会社員（18）ら3人に1～2週間の軽いけがをさせ、そのまま逃走した疑い。
目撃者がナンバーを覚えていた。
柴田容疑者は、1986年に選手登録し、競艇選手の4ランク中、上から2番目の
「A2」ランク。

出典：読売新聞

1年後の2006年には復帰しますが、競艇ファンからの声は厳し声ばかりでした。

逃げずに誠意ある対応をしていればこんなことにはならなかったはず。

そんな「柴田明宏」元選手は、2016年11月11日ボートレース桐生の第6Rでボートレーサーを引退しています。

「杉山勝匡」人身事故で逮捕

公式画像
名前	杉山勝匡（すぎやまかつまさ）
登録暗号	4552
生年月日	1989年2月23日
身長	158cm
体重	51kg
支部	佐賀
出身地	佐賀県
登録期	104期

2011年2月20日午後10時20分頃、賀県唐津市高砂町の交差点で杉山選手が乗った軽自動車が、横断歩道を歩いていた会社員（60）ら2人をはねてしまいます。

被害者は脚の骨を折り重傷、事故現場にはブレーキ痕もなかった為、自動車運転過失傷害の疑いで佐賀県警に逮捕されました。

約2カ月後に復帰していることから、被害者との示談を済ませたことが考えられますね。

「石田剛大」器物破損容疑で逮捕

画像
名前	杉山勝匡（すぎやまかつまさ）
登録暗号	4552
生年月日	1986年5月7日
身長	170cm
体重	54kg
支部	群馬
出身地	群馬県
登録期	98期

石田元選手は2008年5月24日、午前４時ごろ、自宅近くの飲食店駐車場で、軽乗用車のドアを蹴って壊し、このほか２台のドアを蹴り、車で逃走。器物損壊容疑で群馬県桐生署に逮捕。21歳の若さでボートレーサーを引退しています。

石田元選手は容疑を認め、「酒を飲んでいた」と供述しているそうです。

その事件から、21歳という若さでボートレーサーを引退しています。

そんな石田元選手は、現在高級焼肉店「LAMP」を経営するエルファースト株式会社の代表取締役として成功されています。

石田剛大さんを紹介している伊勢崎地域の情報サイト「imap」

「藤原菜希」故意の減速による処分は賛否両論

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名前	藤原菜希（ふじわらなつき）
登録暗号	4627
生年月日	1986年4月20日
身長	157cm
体重	48kg
血液型	A型
支部	東京
出身地	大阪府
登録期	107期

「藤原菜希」選手は、故意に減速したと判断され、即刻帰郷、12カ月の出場停止処分（不適格な航法、騒擾惹起）を受けた過去があります。

即刻帰郷とは…極めて悪質な違反、褒賞懲戒審議会に諮られる違反、重大な整備規程違反、管理規程違反を犯した場合は即刻帰郷となります。

問題となったレースは、2020年2月20日にボートレース尼崎で開催された「特別ヴィーナスシリーズ第4戦UCCカップ」4日目第9R。

藤原選手はスタートの第1ターンマークで、誰も寄せ付けないターンでイン逃げを決めます。

2着荒争いをしていた「中里優子」選手が2周目第1マークでエンスト。藤原選手が最終第1マークに差し掛かるときに、ようやくエンストからレース復帰します。

問題となったのはここから。

レースを観るとどんな事故があったか分からないにしろ、中里選手が動いていないのは明白。ネットなどでは、「中村優子」選手が不完走失格にならないよう助ける為と言われています。確かにそれもある。

不完走失格とは…1着の艇がゴールしてから30秒以内にゴールできないと不完走失格となる

しかし、ゴール直前ではなく最終1マークですでに減速していたので、安全を考慮して減速したように私は思います。

西川昌希元選手の八百長事件の直後だった為か、12カ月出場停止という重い処分になってしまいました。

そんな藤原選手ですが、2021年6月21日ボートレース丸亀で復帰。復帰後のレースでは3着でゴールしています。

「古野智丈」強姦事件で逮捕

公式画像	画像なし
名前	古野智丈（ふるのとしひろ）
登録暗号	4242
生年月日	1985年1月16日
身長	164cm
体重	–kg
血液型	O型
支部	佐賀？
出身地	佐賀県
登録期	92期

古野さんは、2003年8月に当時19歳だった遊び仲間の元交際相手に暴力をふるい、無理やり性的行為に及び強姦事件として逮捕されています。

古野さんは、事件を起こす約5カ月前に92期の卒業記念競走で優勝し、養成所チャンプに輝いた実績もあります。

92期といえば、「毒島誠」選手や、「大峯豊」選手の同期です。

このメンバーを破って養成所チャンプになるほどの選手ですから、今頃トップレーサーになっていたかもしれませんね。

「小野肇也」青少年保護育成条例違反

公式画像	画像なし
名前	小野肇也（おのとしや）
登録暗号	3640
生年月日	1971年2月22日
身長	164cm
体重	54kg
血液型	A型
支部	群馬？
出身地	群馬県
登録期	72期

「小野肇也」元選手は、同罪で2回の逮捕歴があります。

1回目の逮捕は、2006年6月30日。出会い系サイトで知り合った無職の16歳の少女に18歳未満であると知りながらホテルで淫らな行為をしたとして、青少年保護育成条例違反の容疑で逮捕されました。

そして2回目の逮捕は、3年後の2009年4月16日。携帯ゲームサイトを通じて知り合った15歳の女子中学生に淫らな行為をしたとして2度目の逮捕。

容疑は認めていたそうですが、事件の動機は「性的欲求を満たしたかった」という理由。

人間が欲を満たしたいのは当たり前ですが、犯罪は当然ダメ。同じ罪で2回逮捕されるのは反省していない証拠といえますね。

「森下祐丞」冤罪事件で誤認逮捕

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名前	森下祐丞（もりしたゆうすけ）
登録暗号	4386
生年月日	1985年7月12日
身長	165cm
体重	53kg
血液型	A型
支部	兵庫？
出身地	兵庫県
登録期	98期

「森下祐承」元選手は他の方とは違い、冤罪で誤認逮捕されたことによりに人生をめちゃくちゃにされたボートレーサーです。

森下さんが逮捕されたのは、2011年5月6日午前0時過ぎ。森下さんを逮捕したのは、当時、連続発生していたわいせつ事件を捜査中だった、兵庫県警察須磨署の女性警察官。

おとり捜査中に山陽電鉄月見山駅付近の路上で遭遇した森下さんを痴漢犯人として逮捕、起訴しました。

森下さんは、逮捕後から一貫して容疑を否認。さらに女性警察間の証言には辻褄が合わない点が多かったことから「不意にぶつかっただけの可能性が十分にあり、犯罪の証明があったとは到底いえない」として、森下さんに無罪の判決を言い渡しました。

のちに真犯人が捕まっているだけに100％冤罪事件。

さらにエグいのは、2010年10月に結婚した女性と翌年5月に結婚披露宴を予定していたが、予定日の1週間前に逮捕され、披露宴はキャンセルになったそうです…

罪のない人の人生がめちゃくちゃになるのは悲劇にも程がある。世の中から冤罪事件がなくなってほしいものです。

ボートレーサー215名が不正受給

2021年4月28日、ボートレース公式サイトにより、ボートレーサーの持続化給付金受給に関する調査結果報告がサイト内で発表されました。

調査の結果は、215名の持続化給付金不正受給者がいたことが発覚。

持続化給付金を申請した理由はこちら。

申請理由	人数
フライング又は出遅れによる	24名
私傷病及び公傷等による	43名
感染者や濃厚接触者等に指定され、或いは開催中止や打ち切りとなり、出場あっせんに影響を受けたことによる	67名
感染症拡大予防等のため、競走不参加、前検不合格、途中帰郷となったことによる	68名
ボートレース以外の事業収入等による	13名

フライング休みの選手が一定の期間レースに出れないのは当たり前。実際にコロナによってレースが減少した事実はないのにも関わらず、コロナで収入が減ったと偽り不正に給付金を受け取っていたんです。

もはや意味不明すぎる。

不正受給した選手が受けた罰則

やっていることは給付金詐欺。犯罪にも関わらず、上記で紹介した「藤原菜希」選手の罰則と比べると、どう考えても甘すぎる…

選手が受けた罰則は悪質度により様々ですが、以下のとおりです。

不正受給を受けた「井口佳典」選手

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名前	井口佳典（いぐちよしのり）
登録暗号	4024
生年月日	1977年8月22日
身長	167cm
体重	53kg
血液型	A型
支部	三重
出身地	三重県
登録期	85期

井口選手といえば、これまでに6度のSG制覇、15度のG1優勝を飾った、ボートレース界を代表する選手。

井口選手は、「新型コロナウイルス感染症の影響が無い私傷病及び公傷等による理由で、選手会による注意喚起以降に受給」に該当。

2カ月間の出場停止となり、5月のオールスターそして6月のグラチャンにも出場できなくなりました。

ファンからのコメントは非難や悲しみの声が多く上がっていました。

本当にコメントの通りで、井口選手レベルの人にこんなことされるとキツイ。

井口選手であれば普通にボートレースをしてた方が稼げたし、自分の株まで落として何がしたいんだか。

不正受給を受けた「山田康二」選手

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名前	山田康二（やまだこうじ）
登録暗号	4500
生年月日	1987年12月26日
身長	167cm
体重	54kg
血液型	O型
支部	佐賀
出身地	佐賀県
登録期	102期

賞金王「峰竜太」選手の1番弟子でもある「山田康二」選手も不正受給を受けていた選手です。井口選手同様、山田選手のSGの斡旋も取り消されました。

師匠の峰選手も、インスタグラムで山田選手の不正受給を擁護したことで炎上しています。

不正受給を受けた「澤大介」選手

公式画像
名前	澤大介（さわだいすけ）
登録暗号	3852
生年月日	1972年8月30日
身長	160cm
体重	54kg
血液型	A型
支部	三重
出身地	三重県
登録期	79期

アウト屋の代表格として名を馳せていた「澤大介」選手も不正受給を行った選手です。

ファンからコメントは以前のアウト屋のレーススタイルを否定するような厳しい声も上がっています。

「勝てなくなってきた」と述べていた澤選手は現在、自在屋へと転向。

まとめ

どの業界にも必ずあると言っても過言ではない事件や不祥事。

八百長事件や冤罪事件など事件内容は様々ですが、このままでは安心してボートレースを楽しめないですよね。

真面目に取り組んでいる人の方が圧倒的に多いのは間違いないですが、こういった事件や不祥事を起こす選手がいる事でボートーレースの秩序が乱れているのは事実です。

一日も早くこのような犯罪行為がなくなることを願っています。