競艇には他の公営競技とは異なる特徴がいくつも存在します。
その中で最も代表的なのが「予想のしやすさ」。そして、予想のしやすさを支えているのが、どの競技よりも当てやすい「1コース勝率の高さ」です。
ちなみに、ボートレースで1コースのことを”イン”と呼び、インが勝つことを”イン逃げ”と言います。
この「イン逃げ」の予想を極めることこそ、競艇を続けていくうえで勝ち組になる秘訣といえるでしょう。そこで今回は、これから競艇をはじめる初心者でも勝てるように、こちらの3つを重点的に解説していこうと思います。
- 信頼できる選手の見極め方
- モーター勝率や性能分析
- レースの選び方
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イン逃げが得意な選手の見極め方
競艇は、インコースが圧倒的に有利な競技。理由は様々ですが、競艇場のコースレイアウトやルールなど、1コースが勝ちやすい仕組みになっています。
ただ、いくらインが有利とはいえ、選手それぞれのスキルは異なり、得意なコースもあればその逆もしかり。さらにいえば、プロの競艇選手といっても1人の人間。個々の特徴は違うのです。
つまり、1コースを走る選手によって結果が変わるということ。
その見極めをより正確にするためにも、まずは「イン逃げが得意な選手」を探すことが勝率を上げるカギとなります。
ここでは、その方法をいくつかご紹介します。
平均スタートタイミング(平均ST)
競艇はスタートによって“結果の8割”が決まるとも言われており、得意 or 不得意を確認することで予想精度を高めることが可能です。
平均STについては、ボートレースオフィシャルサイトの出走表に掲載されています。予想する際は必ずチェックしましょう。
赤枠で囲った箇所が平均STとなります。
見方を簡単に説明すると、数値が低いほどスタート力に優れ、高いと出遅れる可能性が高くなると捉えれば問題ありません。ただし、このタイムは全コースの平均となるため、コース別の平均STの確認を必要です。
上記2つのデータから「イン逃げを信頼できるレースか?」判断していきます。
6選手の平均STは「コンマ14~21」とかなり開きがあり、1号艇にいたってはコンマ21とかなり不安が残る数値。コース別(1コース)はコンマ18と少しだけ速いですが、それでも軸として信頼するのは難しいでしょう。
ちなみに、個人的にイン逃げを信頼できるのは「コンマ16以下」を指標にしています。それ以下だったら基本的に見送ります。
カド受け&4カドの平均STも要確認
前づけなどなく枠なりだった場合、スタート隊形は「スロー3艇・ダッシュ3艇」となることが多いです。ちなみに、3コースをカド受け、4コースを4カドと呼んだりもします。
1号艇の平均STを確認するのとは別に、もう1つ重要なデータが…
- 3コースはカド受けの役割を果たせるか?
- 4カドのまくりは警戒しなくて大丈夫か?
カド受けが機能しなかったらダッシュが好き放題にできますし、4カドがスタート巧者だったら一撃まくりが決まりやすくなります。
要は、3コースより4コースの平均STが明らかに速い場合、一波乱があると予想するべき。穴党には大好物のレースとなりますが、手堅く当てたい本命党なら近づかない方が身のためです。
コース別成績の確認
イン逃げが得意な選手を見極めるうえで、重要なデータとなるのが「イン逃げ率」です。このデータもボートレースオフィシャルウェブサイトで確認できます。
- 出走表の選手名をタップ
- コース別成績をタップ
- 「コース別3連対率」を確認
注視してほしいのは「1着率」の数値。最も濃い青色が1着率となり、大よその勝率を把握することが可能です。
データ集計期間などによっても味方は変わりますが、1着率が70%を超えていれば信頼して良いかも。それと、他の選手データの比較も忘れないように。
直近の成績&過去実績
選手データを確認する方法はいくつかありますが、私がおすすめするのは「艇国DB」というサイト。本当に無料?と感じるほど、ありとあらゆるデータを収集できます。
主に選手別のデータで確認できるのは…
- 通算成績
- 年別成績
- 期別成績
- 直近成績
この中で優先的に見てほしいのは「直近成績」。コース別の直近データをはじめ、競艇場別での成績を知ることが可能です。
他にも様々な情報が掲載されているので、予想力を向上させたい方には利用必須のデータサイトだと思います。
モーター勝率や性能分析
選手データに関する確認方法をお伝えしてきましたが、それ以外にもイン逃げ率に影響することがあります。それは「モーター勝率および性能」です。
モーター勝率
モーターの勝率とは、モーターの連対率です。
モーターの連対率は出走表から確認することが可能です。
例えばこんな出走表。
上記の出走表の久田選手の部分を見てみましょう。赤枠の部分は、上から順に「モーター番号・2連対率・3連対率」となっています。
久田選手のモーターは49号機。2連対率43.21%・3連対率61.11%と1番高い数値を叩き出しています。
さらに久田選手は、平均スタートタイミングもコンマ12と優秀な数値を誇っています。
このような出走表からは、イン逃げしそうな展開が予想できますよね。
結果、久田選手はコンマ09のスタートを決め見事イン逃げを成功させました。
節間成績
モーターの調子を確認する方法の一つとして、節間成績を見て確認する方法もあります。
出走表では、各選手の節間成績が確認できます。
どんなに運転技術が高い選手でも、モーターに力がなければその実力を発揮することは困難。
反対に、モーター勝率が高いからといって、すべて選手と相性が合う訳でもありません。
上記の出走表の節間成績を見てみましょう。
まず、2号艇の眞鳥選手。B1級で勝率も3.94と決して高い選手ではありません。しかし、モーター勝率を見てみると、2連対率は54.17%と1番高い数値を誇っています。
そして、節間成績は「35332」と5着は1回あるものの、連対しています。
反対に3号艇の後藤選手は同じB1レーサーで勝率もほぼ変わりません。
モーター勝率もやや劣るものの、50%台と良いモーターに乗っています。
しかし、節間成績は「65514」と1着が1回のみ。
これがモーターと選手の相性です。
1号艇の小池選手の節間成績を見ると、「勝率・成績・モーター」とすべて良い事が分かりますね。
こういった情報を節間成績で確認して、イン逃げしやすいレースを見極めます。
展示タイム
モーターの調子は展示タイムでも確認できますが参考程度に。
展示タイムは、レースが始まるおよそ20分ほど前から確認することができます。
数値が小さいほどモーターの伸びが良いということになりますが、単純にこの数値を信じる訳にはいきません。
競艇は展示タイムが速ければ勝つ訳ではないので、参考程度に考えるといいでしょう。
なぜなら、実際に展示タイムが1番遅い1号艇の小池選手がこのレースで1着を取っています。
このレベルの選手で、平均STとモーターの良さを考えればイン逃げを予想することは難しくありません。
イン逃げしやすいレースの見極め
イン逃げを狙う上で重要なことは、インコース以外の選手とのバランスです。
選手6名の組み合わせを競艇界では「番組表」や「出走表」と呼んだりしますが、番組の構成によっては実力のある選手でも逃げることができない場合もあります。
ここでは、実力のある選手でさえイン逃げできない要因となる代表なパターンを紹介します。
イン屋の存在
レースが荒れる要因のひとつに、イン屋の存在が挙げられます。
なぜイン屋の存在が、スローに構える選手に影響をするのか。
理由はイン屋の選手が、できるだけ内側のコースに行きたがるから。インコース(1コース)を取れるもんなら、そのまま取ってしまうこともあるほど。
競艇でのインコースは1着を獲るための絶好位置。元々インに構えていた選手も簡単に譲ることはしません。
しかし、イン屋に進入位置を譲らずに抵抗していると、スタート地点までの助走距離がどんどん短くなっていきます。
こういった理由で、インに構える選手にとって「イン屋」は脅威なのです。
イン屋と呼ばれる選手
競艇界で「イン屋」と呼ばれる代表的なレーサーはこちら。
- 鈴木幸夫(すずきゆきお)
- 西島義則(にしじまよしのり)
- 江口晃生(えぐちあきお)
- 西田靖(にしだやすし)
- 石川真二(いしかわしんじ)
- 今村暢孝(いまむらのぶたか)
- 上瀧真二(じょうたきしんじ)
- 深川真二(ふかがわしんじ)
- 村上純(むらかみじゅん)
こちらの選手がインコース以外に構えている番組表は注意しよう。
今回は鈴木幸夫選手のコース別進入率をご紹介します。
1・2コース以外で走ったことあるんですか?というレベルw
上記で紹介したイン屋の選手は基本的にこうのようなデータばかりです。
外枠に強豪選手がいるパターン
外枠にSG常連級の選手が構えている出走表。
さらには、まわりの選手の階級や勝率が低い場合、番組表も注意しなければならない。
例えばこんな出走表。
こちらは2022年6月14日平和島8Rの出走表です。
この日は平和島初日でモーターの勝率も出ていませんし、さらに4号艇にはSG常連レーサー「毒島誠」選手が構えていてます。
正直、他艇の選手とは比べ物にならないレベルのトップレーサー。毒島選手が飛んだらイン逃げ万舟も…という気持ちは分かりますが、毒島選手はレベルが違いすぎます。
レース展開は、3号艇小川選手のスタートが遅れて少し凹んでしまい、そのまままくり差しが決まる結果に。
ちなみに、平和島での毒島選の成績は「1111311」とヤバすぎる結果で優勝していました。
その中でイン逃げで1着だったのはたったの2回。それ以外の1着はすべてインコース以外で取っていました。
イン逃げ狙いで、上記のような出走表には近寄らないでくださいねw
イン逃げ強い競艇場がある
競艇はインコースが有利な競技に変わりないのですが、その中でも特にインが強い競艇場があります。
先ほど紹介した毒島選手が出場していた平和島競艇場は圧倒的に1着率が低い競艇場です。
インが強い競艇場だったらもしかしたらイン逃げしていたかもしれませんね。
イン逃げの強い競艇場を把握することで、さらにイン逃げの的中率は上がるはずです。
1位 芦屋競艇場
勝率 | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
8.39 | 63.9% | 78.9% | 86.4% |
堂々の第1位、1コースの1着率は「63.9%」イン逃げの最強の競艇場は芦屋競艇場です。
芦屋競艇場の最大の特徴は、的中しやすい番組表の企画レースが沢山組まれていること。
それがサンライズレースです。
サンライズレースの特徴は、1R~5Rと8Rには1号艇にA級選手が配置された番組表になっており、的中に持って来いの競艇場となっています。
またコースレイアウトも全体的に広くなっていてインが逃げやすくなっています。
2位 大村競艇場
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.33% | 62.9% | 78.4% | 86.3% |
1コース1着率は「62.9%」と常に上位の入っているレース場が大村競艇場です。
大村の特徴はコースレイアウトにあります。
スタンドから第1ターンマークまでは48mと広くなっていて、マイシロが広く取れるため全速でターンすることができます。
また、海水ではあるが外壁がコンクリートで囲まれていることもあり潮の影響がほとんどありません。そういった環境が1コースに有利に働いています。
「イン天国」と呼ばれるだけあって、ファンから人気の競艇場です。
3位 尼崎競艇場
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.24 | 61.7% | 76.9% | 85.2% |
尼崎競艇場の特徴は、1マークから2マークまでがスタンド対しに平行になっている唯一の競艇場です。
これによりインコース選手は最短ルートで1マークに向かってターンすることができるのでイン逃げが決まりやすくなります。
また、尼崎競艇場は比較的静水面ではあるが海と山に挟まれているので、風の強い日はレース展開がまた変わってきます。
向かい風が5m以上の時は、インコースが不利になって外側からまくられてしまうことも。
風の強い日は見送りが賢明。
4位 徳山競艇場
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.29 | 61.5% | 78.0% | 85.7% |
徳山競艇場の特徴はインコースが有利な番組編成になっています。
1R~4Rまでは必ずA級選手が配置され、その他のコースにはB級の選手が多く入る編成になっています。
1R~4Rに限れば、インコースの1着率は約「80%」と驚異的な数字。
そのため、初心者から玄人までファン層が広い競艇場となっています。
5位 下関競艇場
勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
8.19 | 61.5% | 76.4% | 83.9% |
下関競艇場の特徴は、ピットから2マークまでの距離が173mとかなり長くなっているのが特徴。
そのため、進入が乱れなければスローからでも充分な助走距離を確保することができます。スローから助走距離を確保することでトップスピードでのスタートが可能に。
また、下関も海水になりますがコースレイアウトがプール状になっていて、海水の出入りが少なく静水面になっています。
ナイターを開催している場で、LEDライトに「競艇界で1番明るいナイター場」としても有名です。
まとめ
今回はイン逃げが得意な選手やレースの見極め方について紹介しました。
イン逃げが成功するレースを見極めるには、大きく分けて「選手のスキル」・「モーター」・「番組構成」・「インが強い競艇場」の4点が影響します。
この4点を理解しイン逃げにで決まりそうな条件と、その他のリスクをまとめてイン逃げの信頼度をしっかりとはじき出しましょう。
この記事が皆さまの回収率アップに繋がることを願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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